K

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへのKのレビュー・感想・評価

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2D版。重厚なフィルムノワールであり、儚いラブストーリーであり、力強い映画賛歌。微妙にすれ違う会話の応酬、今にも消えそうな街の光景、鏡の反射、動線、揺らぐ水面に惚れ惚れとする。前半のあまりの面白さと巧さに比べて後半の1時間擬似ワンカットはやや弱い気がしなくもないけれども、全く飽きさせないアクションの構成は文句なしに素晴らしい。そして何と言っても物語の折り返し地点、鏡と煙草を駆使した完璧なワンシーンワンカット。最高。

近くの映画館で3D上映が無かったのが残念。
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