「ごく普通の善良な一般人に対して社会的圧力を掛け続けることで殺人を犯させることが出来るか」という内容。
「いやいやそんなんありえんやろ」と思っていたが対象者4人の結末は意外な結果に。フィクションとは言え、人が殺人を犯す場面を目撃するのはかなりショックで、こんなものを見てしまって良いのだろうかと思った。
人の好奇心をくすぐるテーマだしエンタメとしても面白いけど、かなりギリギリを攻めた悪用厳禁の実験であり、参加者がトラウマを負ったり精神的に参ってしまう可能性がある面も危惧される。参加者はカウンセリングとか受けれたんやろか。（インタビュー映像はあったけど。）自分なら自己嫌悪と羞恥心で死ぬまで引きずると思う。
それにしても番組の本気度は素晴らしい。エキストラ約70人は全員俳優で事前に緻密な稽古とリハーサル済み。すり替える死体は2ヶ月の時間を費やして特殊技術で製作、ドン引きレベルで超リアル。日本では有り得ないほどの時間と予算を費やしてる。
人選において他人に影響されやすい人を予めチェックして選別した点や対象者の3人はダイジェストだった点が残念ポイント。4人全員もっとじっくり観たかった。
