あり

キングスマン:ファースト・エージェントのありのレビュー・感想・評価

4.2
いつものハイテクガジェット、ブラックユーモアを求めるとなんか違う…となるだろうけど、自分はこのテイストかなり好みだった。
史実に絡めたストーリーだから世界史覚えていると楽しさもっと増しそう。サラエボ事件なんてすっかり忘れていた。

1番盛り上がったのはやっぱりラスプーチン戦。キャラの濃さもくるくるアクションも見ていて楽しい!ラスボスがパッとしなかったから、ここがクライマックスでもよかったような気も…。

戦場のシーンは1917観ているようで迫力あった。権力者たちのくだらないプライドで若者たちが平和も命も奪われていくなんて馬鹿みたいな話。いつものキングスマンらしくはないけど戦場の悲惨さが伝わってくるし、そこから立ち上がる過程は涙ぐんだ…。
こうしてキングスマンの成り立ちを知ったからこそ、ゴールデンサークルで起きたことがなんかなーと思う。

ガジェットは時代的に前作までのハイテク感はないけど、そんなに気にならなかったなー。パラシュートとか靴の先にナイフつけるのとか、これまでのオマージュかな?と思うものもあって楽しかった。"Manners maketh man."もしっかり出てきた。

■キャスト
・レイフファインズはコリンファース並みに英国紳士がお似合い。
・ジェマアータートンきれい!007のストロベリーフィールズだった。全然わからなかった!
・トムホランダーが3役演じてしまうの面白い。
・スタンリートゥッチとマークストロングの区別つかなくなること多いから、登場した時マーリンのご先祖かと思った
あり

あり