普段から「やっぱりノーランはすごい」とか言ってるのに観てなかったので。
私がノーラン映画の好きなところは、マジで鑑賞中の時を忘れさせるところ。
はじめて観たダークナイトも、大学の哲学の授業で飛ばし飛ばしだったのに、隣に座る友達と口開けてのめり込んで観たのを覚えてる。(そのあとちゃんと全編観ました)
ただインソムニアは、それが無かったと感じた。普通に観た。
あとで知ったんですけど、ノルウェー映画のリメイクなんだね。
やっぱりノーランは脚本が秀逸なのかなって思ってしまった。
でもノーランあるあるの心の葛藤の描写は、主人公の不眠症というオプションで画的な迫力はオブラートに包まれつつも(逆にそれがうまい)、こっちも苦しくなるくらいしっかり描かれていて良かった。
でも1番グッと来たのは、物語の始まりとなる少女撲殺事件の起きた、アラスカの町名「Night mute(ナイトミュート)」と、主人公の不眠症を助長する白夜。
こういう設定に弱いんだ〜。
あとはアルパチーノかっけぇ〜。