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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒のAtoZのレビュー・感想・評価

2.5
子供向けにしたって内容がうすうすでビックリした。ストーリーもうすうす、人物の掘り下げもうすうすでなーんも心に残らん笑

居場所のない(物理的でも精神的にも)人が自分の居場所探す話は私の大好物なんだが、
とにかく登場人物の背景が薄すぎてぜんぜん気持ちが入らん。
コンプレックスだったことや自分の悪い所だと思ってたことが、実はそれこそが自分の居場所を見つけるための鍵だったんだ!みたいなのは必須やろ、こういう話には、
でも今作にはそれがない。
いつも物を壊すから疎まれていたラルフがバネロペを救うために全力で破壊したり
女っ気がなくて自分は無価値だと思ってたムーランがその勇敢さで家族と国を救ったり
そういうの大事でしょ?ていうかこういう話しってそこが一番大事なところで感動するところじゃないの?

誰一人にも信念がない。

主人公が紳士とか言いながらわりとゴミ野郎やし、改心するきっかけも薄すぎて「そんなことで改心するならそもそもこんな人になってないやろ」みたいな。

毛むくじゃらの方もお前ほんとにそれがお前の夢なんか?と思うくらい、自分の夢に対する切望具合が描かれてない。
だからショッキングなシーンでも(まぁコイツそんなに求めてなかったしな)みたいな気持ちになって冷めるし、夢が叶ったときも(まぁコイツ(略))ってなって気持ちがスーンとしたまま終わった。笑

笑いを狙っているのであろうシーンがぜんぜん面白くない。

びっくりする。

唯一良かったのはヒュージャックマンとエマ・トンプソンの声。
エマ・トンプソンはそのまま過ぎて笑った
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