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ザ・ピーナッツバター・ファルコンのKのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

序盤の展開は正直少し退屈なところがあったけど、エレノアが合流してからは結構好きな展開だった。

感想としては、タイラーとザックのお涙友情物語と思いきや、全然そんなことはなかった…。
ザックがダウン症ではなかったら2人は友達(家族)にはなれなかったのかなと思うし、タイラーはザックに単純な友情ではなくて、兄を失って、人からの純粋な愛情みたいなものをザックに求めていたのかなぁと感じた!

もしザックがダウン症じゃなかったら、ちょっとプライドの高いタイラーは、ザックの前で泣くこともなかっただろうし、自分より弱い人間だからこそ真の自分の姿を見せれるみたいのもあるのかな…?(もちろん気を許した友達というのもあるけど)

実際、タイラーとエレノアの関係性の築き方が、いわゆる平等で、同じ立場に立ってる人同士の物語だなって思った。エレノアはザックに恋することはないだろうし……。3人で旅をしている時に、関係性の違いがより顕著に出てきて、少し残酷で悲しくなった。

じゃあ誰がザックを平等な立場で接してたのかというと、レスリングの相手の人なのかな?他の人はザックを「世話をする」感じで、友達みたいな感じには思えなかった....。

余談だけど、タイラーとエレノアがくっついて、ザックがいない世界線でも、幸せになることはできるだろうけど、ザックはどうなのかなって考えてしまった。
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