気楽に観れるけどこの映画に込められたテーマは非常に大切。
ダウン症の青年を演じたザックゴッツァーゲン。
調べてみたが全くの無名。
それもそのはず、彼は実際にダウン症であり、
そして今作がデビュー作だ。
キャンプに参加していた監督・脚本家とザックが出会い、
「俳優になりたい」と語った事から今作の製作が決まったのだという。
物語でもダウン症を持っていることに対して「危険」と語る施設長。
これが未だ残る社会の見方だ。
しかし本当にそうか。
彼らにも意思はあり、夢がある。
それを我々の見解で制御してもいいのか。
実際物語でザックはプロレスラーとしての夢を叶え、
事実俳優として見事な演技で観客を爽やかな感動を与えている。
彼らには無限の可能性がある事を忘れてはならない。
そして血の繋がり。
それよりも心で繋がった家族。仲間。
こういったコミュニティがどんどん拡がっていってほしいものだ。