ロデオで大怪我を負いながらも、カウボーイとして何度も挑戦を続ける青年の物語。
アミューズメントスポットにあるロデオマシンのイメージから、ロデオは完全に娯楽の一つで気軽に楽しめるアトラクションという認識でしかなかった。
だが実際は、下手をすれば命を落としかねない危険なスポーツ。本作では馬への接し方やロデオの練習風景が丁寧に描かれ、生半可な気持ちで容易く出来ることではないとより思い知らされる。
それでも決して諦めず、馬を愛し、ロデオを愛し、大切な人々を愛しながら、人生を賭ける覚悟で挑もうとするブレイディに熱いものが込み上げてくる。
最後にブレイディに贈られた"夢を諦めるな"という言葉。
シンプルだが、もの凄い原動力を持った素晴らしい言葉だなと深く心に沁みた。