ザ・ライダーの作品情報・感想・評価・動画配信

「ザ・ライダー」に投稿された感想・評価

naosuga

naosugaの感想・評価

3.9
おれは自分の頭が割れても、全身不随になっても、暴れ馬に乗り続けるぜ、というロデオ野郎の熱い思いを、全く熱くなくむしろクールに穏やかに美しく表現する佳作。
竜平

竜平の感想・評価

4.4
ロデオ大会での事故により頭部に怪我を負ってしまったというカウボーイの青年ブレイディが、療養し社会復帰していく中でその後の自身の人生とも向き合うことになっていく、という話。

個人的には『ノマドランド』でクロエ・ジャオの過去作品にも興味を持ち、遡って今作も鑑賞。時間の進み方や静かな雰囲気というのがやっぱり印象的なのと、アメリカの広大な景色、その映像と共に描かれる「人生の物語」のなんと美しいこと。今作で描かれるのはカウボーイの、そしてロデオの「ライダー」に賭ける者の普段の生活や訪れる転機というもの。これは恐らく誰の人生に於いてもやってくるものだし、そこにある想いやロマンみたいなものってのは、例えば何か夢を追ってる人には更にダイレクトに響いてくるんじゃないかなと。自分としてもここらへん重ね合わせて見ちゃって、感じるものが多々あったりして。ロデオという競技が重大な怪我、もっと言えば死と隣り合わせであるが故に、そこにある葛藤や決断がなかなか重くて深いのも見所かな。

異国の地に生きる人の実態に触れられる内容であり、知らない人にもしっかり伝わる展開というのが見事。馬の調教シーンなんかは非常におもしろい。で、主人公を演じる役者は本当にそういう訓練を受けたんだろうか、とか思ってたらエンドロールでそもそも主人公含めキャストのほとんどが本人役として出演してたということを知る。名前こそ若干変わってるものの、つまりは本物のカウボーイ。で後々調べたところ、語られる物語というのも本人たちの実話を織り交ぜたものであるとのことで、どうりで溢れ出てるリアリティー。これは『ノマドランド』にもあったようなドキュメンタリーにも似た造り、そしてこれがクロエ・ジャオの「節」であることにようやく気づく。まぁどこまでが実話なのかはわからないけども、そこは明言する必要もないのかなと、フィクションかノンフィクションかは全くもって気にする必要のない部分で、じんわりと響いて尚且つ静かなのに目が離せないようなドラマにグッとくること請け合い。

あらすじそのまんまのストーリーでありながらも、それだけでは語り尽くせないような、なんとも味わい深い内容。シンプルながら技ありの快作。いつも自作(?)の歌を口ずさんでる妹がめちゃくちゃ愛らしい。
kh

khの感想・評価

-
すごくよかった。
アポロとレインのシーンは胸が熱くなって泣いちゃった。
自分と向き合うことって誰にとっても怖いことで、簡単じゃない。でも、家族とか友達とか、自分を本当に大切にしてくれて、愛してくれる人がいて、支えてくれるから人は成長していけるんだと感じた。
映像がとても綺麗で、それだけでも観る価値ある!静かで心地良い映画。
ちょっとよくわからなかったです。
アポロ可愛かった。産業、経済動物として存在する馬を綺麗に自然の様に映し出せば映し出すほど悲しくなる。馬に愛情があるのに、うっかりなのか野放しすればいろんな事故は想定できるんじゃないかというのももやもやした。

ロデオ、カウボーイってどんな人なんだろうと思っていたので主人公のような人ならば、しかも本人、馬と人への愛情を感じられて観た甲斐があったのが良かったけれど、やや物足りなかった。
闘牛と違い、馬より人間の方が危険な様子、その意味ではまだましなのか。
野生の馬がほぼ存在しないらしい地球で、広いサウスダコタの荒野に馬の群れのシーンは幻想的で素晴らしかったがその分悲しくなる。
Maple

Mapleの感想・評価

3.9
本物の馬を観た時の事を思い出しました

ある神社へ行った際、敷地内の小屋に1頭の馬がいました。白い綺麗な毛並みでとてもさらさら。体格もしっかりしてて何て美しい生き物なんだと感動しました。ただ、ものすごく寂しそうな瞳をしていました

馬は何を思ってるんだろう
ka

kaの感想・評価

4.1
itunesで100円レンタルだったので、作品自体は知らなかったけど直感的に面白そうと思って鑑賞。暴れ馬に乗るロデオライダーの話。

静かな美しい映画というかんじでとても良かった!

出てくる馬の眼差しに馬にまたがって駆け巡る壮大な景色、景色に差し込む光が美しく、主人公と馬が心通わせるシーンや同じように大怪我をした人とのコミュニケーションではとても心が洗われる。馬ってなんでこんな従順なんだろう、、かわいすぎる…

出演者が実際のロデオライダーだからこそこれだけ素晴らしい映像が撮れたのと、演技未経験の人達を使ってこの映画を作れた監督はほんとすごい

後から知ったけどノマドランドの監督作なんだー。こっちも楽しみ!
人馬一体。
馬は人に生かされて、人は馬に生かされている。自然と馬と人との関わり合い。

この映画の登場人物は実際にロデオで生計を立てている家族で、実名での出演だそうです。最初は知らずに観ていて、馬の扱い方がすごい自然だな〜、どんな訓練したんだろう?とか、向こうの俳優は鞍もなしで裸馬に乗れるとかすげーなぁ、とか呑気に思っていたのでびっくり。『ノマドランド 』でも実際にノマド生活者を出演させていましたね。

『ノマドランド 』でも考えたドキュメンタリーとの違い、それはおそらくナレーションがないとかインタビュー形式ではないとか構造や編集の違いもあるのだろうけど、一番の違いは答えを持たせないことではないかと思う。ドキュメンタリーは博物館や資料集のようなもので、良くも悪くも事実しか並んでいない。もちろんそこから想像できることはたくさんあるだろうし、実生活に置き換えて考え直すこともできるけれど、監督のクロエ・ジャオはむしろ割り切れるような答えに行きつかない、寄る方のない感覚を共有させたかったのではないでしょうかね。また、言葉では表しきれない家族の呼吸であったり繊細なやりとりは本人でなければ出せないバイブレーションなのだと思うし、馬を調教する場面なんてのは演技でどうこうできるものではないですからね。

落馬をすれば命に関わるロデオライダー。一命を取り留めたとしても体に障害が残るリスクは大きい。なぜ危険を冒してまで馬に跨るのか、そもそも賞金と人命を天秤にかけるような大会や名声は必要なのか。ロデオについてまったく知識のない私は疑問に思う。でも彼らの目は、この土地で生きる術として身につけたもので生きるしかないと語っているようにも見え、風を感じて、毛並みを感じて、温度を感じて、馬と人と共に生きる意志を感じる。

リリーの反応がいちいち可愛い。ブラジャーをつけたくなくてハサミでジョキジョキ切ったり、ロデオの大会に出ようとする兄に反対したり、でも応援しに来ちゃったり。言葉がとってもナチュラルで、自分も使う言葉を改めたいと思ってしまった。
風景描写も目が覚めるほどに透明で、風の揺らぎや温度まで感じるようでした。自然光が映し出す表情のなんとも美しいこと。




ところでクロエ・ジャオの次作がマーベル作品の『エターナル』だってことなんだけど、飛躍っぷりが度を越してないか?いきなりそこ行く?どんな風になるのかまったく想像つかないですね。
映画篇

映画篇の感想・評価

4.2
映像が優美。

スタンスとしてはガス・ヴァン・サントに近い。
強烈な印象を与える作品ではないが色々なシーンが
鑑賞後も脳裏をよぎる。

馬の眼差しは人間と比べるのが滑稽なほど美しいと再確認。

追記:主人公のみならず、彼を取り巻く登場人物にも本人たちを起用。(映画.comから抜粋)
 
監督凄すぎ。

評価3.6→4.2
you

youの感想・評価

4.7
現実にカウボーイっているの?って驚いた 
すんごくかっこよかったな。
危険を冒してでもやりたい突き動かす何かがあって、憧れって本当に尊い。
ロデオを続けて欲しいと思いながら観ていたけど、家族の元に帰っていく姿を見た瞬間安堵してる自分もいた。
全てが人生だと思った。
m

mの感想・評価

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登場人物の多くが本人たちが演じているらしい、ジャオの手腕たるや.....
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