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アンカット・ダイヤモンドのEDDIEのレビュー・感想・評価

アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)
4.2
超絶クズギャンブル野郎の主人公を演じるのはコメディの帝王アダム・サンドラー。会話劇中心の作品ながらハラハラする気持ちが止まらない!予想外な結末を迎えるクライマックスまで主人公ハワードの罵詈雑言にあなたは耐えられるか?

A24配給作品という安心設計ながら、きっと好き嫌いが相性で分かれるであろう作品です。
とにかくアダム・サンドラーが演じる主人公のハワードが言葉では表現し尽くせないぐらいのクズです。ギャンブルで生計を立てていることや自分中心の物事の考え方、借りたものをタダでは返さない、などなど、もはや身の回りにいないであろうタイプすぎて新鮮で見惚れてしまいました。
私アダム・サンドラーの出演作ってほとんど観たことないんですね。先日鑑賞した『50回目のファーストキス』ぐらい。だからそのキャラがイメージなので、本作は打って変わってなキャラクターでとても見応えがありました。

そして、何よりも出演者の中に本人役でKGことケビン・ガーネットが結構な出番を与えられている点が、NBAファンとしては無視できませんね。いや、KG普通に演技上手い!
ハワードは彼の所属チームであるボストン・セルティックスを賭けの対象として、ラスト一発逆転の大きな勝負に出ます。
ここの試合を見守りながら一喜一憂するハワードの姿があまりにも熱すぎて、こちらまで興奮が伝わってきました。凄まじい熱演でしたね。
衝撃的な結末には言葉を失いましたが、大変見応えのある作品でございました。

※2020年自宅鑑賞41本目
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