ごとうあやの

ゴーストマスターのごとうあやののレビュー・感想・評価

ゴーストマスター(2018年製作の映画)
3.8
主人公の映画愛が状況を、世界を変えていく。そんなお話。
振り切れてるストーリー、役者の演技はタランティーノ作品好きならきっとハマるはず!
「映画撮影」、「ゾンビ」という物語の要素がカメ止めと奇跡的に被ってしまったが故(2016年の企画コンペで準グランプリを取った作品なので本当に奇跡的に被っている)何かとカメ止めと比較されてしまうと思うけど、「なんとかみんなで決めたゴールに向かって作品を完成させるんだー」と一致団結していくカメ止めとは真逆で「妥協や予定調和に満ちたものじゃなくて心の底から撮りたいものを撮るんだー」と、最初は周りに振り回されていた主人公がだんだんと周りを巻き込みまくって自分の納得のいく作品を完成させていく全く違うタイプの作品。
ラストシーンの成海璃子が本当に綺麗です。私的には成海璃子史上最高。