荒野の狼

映画 少年たちの荒野の狼のレビュー・感想・評価

映画 少年たち(2019年製作の映画)
1.0
こんな薹(とう)がたった兄さんたちを「少年」とは言わない。園児さながらの彼らを見ていると、揃いも揃って無個性な兄さん達をよく集めて来たものだと感心する、否、よく調教できたと、驚くばかり。権力や常識、世間に逆らって収監されたもの達とは到底思えない。敢えて捕獲しようとしなくても、餌だけ撒けば勝手に集まって来て放り込めそうだ。
この連中が所属する事務所こそ鑑別所なんじゃないの?って、これ少し言い過ぎだったかな。
制作側がわざわざ「映画」と断ったところに、どう言う意図があるのかは分からないが、でも何かを見せようとか、何かを残そうとかクサいことは、初めから考えていないところは潔(いさぎよ)くて、好印象。だから悪い意味で、予想を裏切る事はない。見たままなのだから、要らぬ評価などせずに、そっとしておいてやるのがベターだろう。法務省とコラボ(笑)
荒野の狼

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