なぜ戦争に志願したのか?
腰抜けと思われたくなかったし、仲間を裏切りたくなかった・・・。
広告やメディアによる戦意高揚、戦争に志願する男ってかっこいいよね!流行ってるよね!逆に行かないのは臆病で腰抜けだよね!そんなふうに世の中の空気を醸造していくんだな・・・
教科書で見るだけではわからないトイレ問題、衛生面、壊死した足、そして実際の戦場とその瞬間に兵士が感じていたこと、こんなに臨場感をもって観た戦争映画は初めてだった。
1番怖いなと思ったのは、あれだけ戦争に行くことがかっこいいと謳ってたくせに、帰ってきたら兵士たちが社会に全く必要とされなくなっているということ・・・戦争の話すら聞いてもらえない・・・地獄だろこんなの。
国家は国民ひとりひとりなんてなんとも思ってないというこの世の真実。抗うためにはつねに臆病者の烙印を押されることに屈しない勇気が必要だ!