『貴様ほど急ぎ過ぎもしなければ、人類に絶望もしちゃいない!』
初代ガンダムから続く、アムロとシャアの闘いに終止符を打つための作品。というか、アムロとシャアの因縁に決着を付けるためだけの作品に感じた。地球側とスペースノイドたちとの対立に進展はなく、連邦どもは腐ったまま、ハサウェイはクェスに縛られてやがて『閃ハサ』へと繋がっていく。救いが無さすぎるだろ!
機会はいっぱいあったのに、自分が今までなんでこの作品を観なかったのかがわかった。俺、ニュータイプっていう名前の『簡単に奇跡を起こせる便利屋』がたぶん嫌いなんだ。
個人的には『MS戦ではアムロが勝ち、それでもアクシズは止められませんでした』って終わり方の方がまだスッキリするんだよなぁ。
サイコフレームがそこに集まってきた人々の想いを共振させて、それがアクシズを押し戻しました、っていうのがどうにも納得できなくてw
あの2人の因縁に決着を付けた、という部分では間違いなく名作なんだが、それ以外のキャラクターたちにとって、この闘いに意味はあったのかい? と考えるとねぇ。