このレビューはネタバレを含みます
序盤からキツくて涙が出てしまった。
恐怖なのか、懸命に事態に対処する人達に心打たれてなのか。
3.11の日の自分のいた場所はたいしたことなかったけど、やっぱり大事でとても混乱していた。
そんなことを思い出しながら見ていた。
俳優陣の力の入り方は素晴らしかった。
テーマがテーマだけに下手な人が全然出てこないので物語に入っていけた。
佐藤浩市、渡辺謙はもちろんだけど、中盤の石井正則のすいませんでしたの演技はすごく良くて泣いてしまった。
また、終盤にさしかかかりいよいよ必要最低限の人員のみになる時の若手とのやりとりも涙してしまった。
大人として双方の気持ちがわかり胸を打たれた。
とにかくたくさんのバイプレーヤーも出ていて演技がみんな良い。
当時の政府が無能っぽく移るのはやはりあの時の対応後手後手への皮肉にも見える。
実際政府と東電本店のやり方にまずかったところはあったわけだし。
そこは物語として憎まれ役の演出も入ってると思うので一概に非難してはいけないとも思う。内情はそこにいた人しか分からないわけだし。
佐野史郎ムカつくわ〜笑
篠井さんも嫌だわ〜笑
まぁ流石の演技力!
個人的には段田安則が良い味。
日本人ならば見て欲しい、いや見るべき映画として勧めたい。
もちろん直に震災にあった方々は辛いと思うのでそこは選択の余地はあるが、防災について考えるキッカケに見てみると良い。
最後の桜はすごくキレイ。