東日本大震災における福島第一原発事故を事実に基づいて描いた作品。
ストーリーは、初っ端から福島第一原発で発生した原子力と従業員たちの〝闘い〟が描かれていて
事実であるからこそ、観ていても非常に緊迫感のある作品でした。
〝チェルノブイリの10倍〟
震災当時に確かにTV等で福島原発の緊迫した状況は常に報道されていましたが、ここまでの危機的状況を真面に報道されていたら、更なるパンデミック状態になっていたかもしれません。
その危機が、一つの奇跡的な出来事で回避されたとは...
〝Fukushima50〟命を張った決死の対処を続けた人たちは50人ではなく、実際は68人いたそうですが、その他にも何らかの形で動かれていた人たちを合わせるとどれだけ多くの方達のお陰でこの日本が守られたのでしょう。
感謝するばかりです。
本来原子力を扱うプロでなくてはならない東電本社すら、政府の指示で対処方針が変わり、最後まで自分のことは顧みず、プロとしてのプライドを持って原子力に立ち向かった吉田所長以下従業員の人々。
この様な人たちでないと〝天使と悪魔〟である原子力を扱うのは、非常に恐怖を感じる今日この頃です。