序盤は期待したが後半になればなるほどザ・邦画になっていく(泣
とにかく津波にしろ瓦礫にしろ炉内にしろ、困難が押し寄せる現場を感じるための「画」が足りない。足りてるシーンのVFXのクオリティは高いので、予算の兼ね合いで絞りすぎたということか。
そんな画の不足を「取っ組み合い」と「怒声」で延々補う。本当にずっと罵声が飛んでてなんか変なことになってた。
それなりにエンタメに落とし込むつもりで作られてると思うが、そのわりに着地的がよくわからない。「決死の覚悟が祈りとなって届いた」ということなのだとは思うが、それなら現場に向かう足取りや現場から解放されたシーンをもっと象徴的に描くべきだった。
あと色々言われてますが菅直人総理の描写はたぶん現実とそう変わらない。総理が死ぬ気で現状把握をしようとしたのも現場が邪魔だと思ってたのも、姿勢を見せようとしたのもそれが功を奏したのも全部事実でしょう。