門田と百田を持ち上げ続けて原作を映画にすることをいい加減、日本はやめるべき。ヘイト主義者を当たり前のように表に出させ続けて、評価する映画業界に未来はない。
まず映画の出来として、あまりにひどい。再現VTRじゃないんだぞ。映画だぞ。
所々入る1人の思い出回想シーンなんか酷すぎる。
気持ち悪くて、吐き気するようなお涙頂戴作り。
観客がみんな「大変だったね」で涙しに来てると思ってんのかな？現場はたしかにああいう掛け合いがあったのかもしれないし誰もが恐怖で怯えていたと思うし、あの時に命をかけて現場に残り続けた人達がいたという事実と敬意を持ったうえで、この題材を映画にするならそんな綺麗ごとで美化して終わらせるような映画にしたら絶対に駄目。
何故現場の状況が東電本店を通すことで、正確に伝わらなかったのか。
それにより官邸の動きがああなったのか。
なによりも今の復興は？
などお粗末な端々を切り取った作りではなく事細かにあの時のことを知りたかった。
締めにに「桜が咲いたよ」とか福島から聖火リレーが始まるということで復興オリンピックの名付けられたとか何を綺麗にまとめようとしてんだよ。
細部を描くという部分において、シンゴジラがどれだけ優れていた映画なのかがすごくわかる。こんな映画にするならキャストをいくら集めたからって作る意味がないし、若松監督にこの題材を扱っていい資格がない。
被災者に一切寄り添ってない震災を美化した自己満足の映画できつすぎる。
