予想以上に凄い作品。2008年に起きたインド ムンバイでのテロ事件の一連を描いた作品で、かなりリアリティがあって終始緊張感が張り詰めて目が離せなかった。
舞台となったこのホテル、5年前の2003年に宿泊していて、このテロ事件が起こった時は他人事じゃない気がしていたのを思い出しながらの鑑賞。ホテルのスタッフの皆さん、とても誇りを持ってプロとしての素晴らしい対応をされていたことを思い出し、この作品に描かれていた様子そのものだなぁと。テロが別のホテルで起こっていたらもっと宿泊客が亡くなっていたのではと思う。
実行犯側の様子もリアルに描かれていて、まだ少年とも言えそうな若いコがこんなことをしでかして。洗脳されてしまってるんだろうとは思うけれど、よくもここまで非道になれるものと嘆いてしまう。イスラムって何なの？宗教って何なの？って、テロが起こる度に思ってしまう。
