実話であると知った上で見たが、これが実際に起きたテロだと信じたく無くなるほど凄惨で残虐
言葉を失ってしまう描写も多々ある
2008年11月26日から起きたムンバイ同時多発テロの内、タージマハル・ホテルにクローズした本作
テロの生存者や唯一生き残った犯人の供述なども調べ、長い歳月をかけて制作されており、当時のニュース映像も頻繁に挟まれるため非常にリアリティを追求していることが伝わる
テロが起こった直後のWebニュースを見つけたが、文字だけではどこか遠い場所の話のように感じてしまうことが怖い
心に重く響く悲痛な叫びと乾いた銃声が見終わった後も耳から離れない
実行犯の若者たちは決して救われるべきではないが、彼らを誑かした黒幕が未だに分からない事に憤りを感じる
万人にはお勧めしないが、いつか必ず見て欲しい風化させてはいけない作品だと思う