2021/08/28
2021年74本目
監督 アンソニー・マラス
デヴ・パテル
アーミー・ハマー
【ホテル・ムンバイの戦士達】
2008年11月、インドムンバイで発生した同時多発テロで、犯人達に占拠された高級ホテルを舞台に、ホテルに取り残された人々が体験する恐怖と決死の脱出劇までの3日間を描いた実話スリラードラマ。
正直、この事件の事は記憶になく、本作を見終わった後に自分の知識不足が恥ずかしく感じた。
狂った信念に囚われたとはいえ、あまりに無慈悲に淡々と殺害を繰り返すテロリスト達、見ていて背筋が寒くなるようなリアリティさ、
一方で極限下においても宿泊客を必死に守ろうとするホテル従業員、愛する者の為に命をかけようとする人々、終始途切れない緊張感がある作品でした。
事件の内容から、予想してた以上に重い作品でしたが、テロの恐ろしさ、人間の勇気と信念、忘れ去れてはいけない事件を描き、鑑賞後に衝撃と感動が入り混じった感覚になった一本でした。
"高潔さと勇気の象徴"
