このレビューはネタバレを含みます
実話とは信じ難いが本当にあった事で、絶対に忘れては行けない。
主人公やシェフの行動が犠牲を少なくしたんだと聞いてあの状況でお客様ファーストで入れる事に感服。自己犠牲はあるんだと。
緊張感がヒリリと伝わる。変にBGMを使わず無音でその緊迫感が分かる。不安をここまで肌で感じると言うか。
ホテル内で大虐殺が行われると言う内容に上手く貧困や宗教の要素が含まれており、金持ちがトイレに行きたくて、代わりにお皿を渡すシーンなど上手く犯人達との対比が出来ている。
格差社会を犯人達のバックボーンで描いており、電話の内容や食べ物・トイレでそれを表している。
最後の首謀者がまだ捕まっていないと聞いておちおち安心してられないんだなと。
僕も今を偶然生きている。
犯人達は家族のためとは言え、禁じ手を犯した訳で天国に行けるはずは無い。