評価の高い映画なのでいつか見ようと思っていた今作。「LION25年目のただいま」でデーヴ・パテールへの好感度が爆発的に上がったのでその勢いで鑑賞。
私は社会や歴史を学べる映画は好きだけど、暴力、いじめ、差別、病気、エログロなどの直接的な描写がありそうなものはなるべく避けている。以前は構わず見ていたけど、いつしかもういいかなという気持ちになっていた。
この映画を見るのをためらっていた理由である殺人シーン。思った以上に多い。容赦なく続くので途中でやめようかと思ったりした。
イスラム原理主義にとっての理想郷にたどり着くプロセスが殺人とは、神様のメッセージをどんな解釈したのだろうか。貧困は利用される。
恐怖と混乱が渦巻く圧倒的リアリティ。
事実を受け止めるという意味では見て良かったけど、残虐シーンが多すぎて精神的にはかなりキツかった。