ポスタービジュアルも、ストーリーのあらすじも”感動物語”として作品を売りたい感が前面に出てるけど、そんな生半可な気持ちで観たらダメ。日本人、すぐ綺麗な方向に持ってきがち。そうじゃない…そうじゃないんだよこれは…。あまりにも衝撃的すぎて、観ながら「はやく上映終わってほしい」って思った作品はこれが初めて。人の命って、こんなに簡単に奪えてしまう…。
料理長の「無事を祈ります」に対して、ロシア人の彼が返した「祈らなくていい。それが全ての元凶だ」って言葉が忘れられない。宗教というものは、一部の人を狂わせてしまう”魔術”みたいなものかもしれない。
ホテルの従業員、巻き込まれた被害者、実行犯、全ての目線から見ることができる。たくさんの人が犠牲になった実話の大事件なので、スコアは付けられません。日本人、平和ボケしすぎだよ！
