ひたすらにホテルの中でのテロリストと隠れる人たちの攻防が描かれて息つく暇がなかった。
こういう映画観ると、よくないとは思いつつ実行犯のテロリストに感情移入してしまうんだよなぁ…
彼らのやっていることは当然許されることではないんだけど、さらに最低な人間たちが彼らを駒として使うことに怒りと悲しさを感じる。
被害にあったホテルの客とスタッフは口を揃えてみんな「まだ子供じゃないか」と言っていた。
テロリストのバックグラウンドはほとんど明かされない。
冷酷な表情で銃を撃ち続ける彼らは自分を失っているようにも見えた。
ご都合主義的展開がないことで、テロというものの恐ろしさが際立っていだと思う。
緊迫感しかない映画なので、エンドロールが始まった瞬間、疲れがどっときた。