KEIYA

ホテル・ムンバイのKEIYAのレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
4.3
2008年にタージマハルホテルで実際に起きたテロ事件を基にした実話映画。500人の宿泊客と彼らを救おうと命をかけて奮闘する従業員たちの視点で描かれる。

文字通り言葉を失ってしまう殺戮描写と映画としての予想を覆す結末。劇中で描かれていたシーンの数々が、実際に10年前に起きていたなんて本当に信じられない。事件発生から緊迫した状況が終始続き、心臓がバクバクして身体が固まってしまった。デヴ・パテルやアーミー・ハマー、ジェイソン・アイザックら有名俳優の演技ももちろん素晴らしいが、多くの無名俳優たちのリアルな存在がこの映画に信憑性と説得力を与えている。
デヴ・パテルのキャラクターが特に好き。平凡で頓馬な一面もありつつ、家族思いで自分の命を顧みず、他者への強い思いやりを持つ登場人物。
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