火星

ホテル・ムンバイの火星のレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
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極度の緊迫感が2時間ずっっっっっと続くので、観ただけでPTSDになってもおかしくないくらいのヤバい映画でした。
2008年当時は10歳なので、こんな事件があった事は全く知らずにノコノコと育ってきてしまいました。
映画的には最初っから不穏な空気が流れてて、銃声が鳴ってからはもうノンストップ2時間心臓バクバク。正直途中に「パージ」のガキ程じゃないけど、人物にイラっとさせられてしまうシーンはありました。だけど、それはすごいストレス下にあったし初めてであろう体験に身を置かれた状況を鑑みればまぁ仕方ないことだし、現実は映画みたいに冷静に対応出来る人は少ないでしょう。
「お客様は神様だ」っていう台詞が印象的でしたが、これはお店側が心掛けるのは素晴らしいことだけどお客側が神の如く振る舞う事とは一緒ではないですよね。接客業の人からそういう話よく聞くので、どうか観た人にはこの辺分かって欲しいな。
そして何より、想像を超えた殺戮劇が繰り広げられるので本当にキツかった。エンドロール始まった瞬間に会場全体のフーッと肩の力が抜ける音が聴こえるくらいの緊迫感は、他の映画ではなかなか味わえないですよ。
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