映画好きの柴犬

ファイブ・フィート・アパートの映画好きの柴犬のレビュー・感想・評価

3.7
それは、濃厚接触では🤔

 嚢胞性線維症で入院中のステラ(ヘイリー・ルー・リチャードソン)と、同じ病気で入院してきたウィル(コール・スプラウス)のラブストーリー。

 直前に見た「ベイビーティース」とは違って、割とオーソドックスな難病ものラブストーリー。切ないながらも笑えるシーンも多く、湿っぽくないのが良い。

 2019年の公開の本作だけど、命に関わる感染症を避けるため6フィート以内に近づけない、っていう切ない恋は、コロナ下の今の方が心に響く。クライマックス直前のプールのシーンで、触れ合いたい気持ちを必死で抑えながら、お互いを曝け出す二人が切ない。ただね、ここでやめておけば良かったのに、この後のクライマックスがちょっとやりすぎだったのがもったいなかったな。

 3人の推しヘイリーの一角、ヘイリー・ルー・リチャードソンの魅力が全開。この子は、快活な今時の女の子が似合うけど、ちょっと心に引っかかりを抱えた苦い表情がなんとも魅力的。ちなみに、後二人の推しヘイリーは、ヘイリー・ベネットと、ヘイリー・スタインフェルドです。