ゼンブ・オブ・セイシュン
アイドル映画と侮ることなかれ。メチャクチャ完成度の高い青春映画。
日向坂46の4期生11人(誰一人知らないが)演じる女子高生が、修学旅行でやってきた東京の1日を追う。>>続きを読む
バットマンが戦国時代の日本にタイムスリップして忍者になるというぶっ飛んだ設定の前作直後から始まる続編は、DCヒーローがヤクザになるやら、ヤクザだらけの日本がゴッサムシティに現れるやらと、輪をかけてぶ>>続きを読む
先の読めない騙し合いに引き込まれる、大人vs子供って感じの胸糞クライムサスペンスの秀作。見終わってみると、相対する二人の顔を半分にしたアートワークが、なるほどとという感じ。
オリジナルは中国の大>>続きを読む
のちの全斗煥大統領らによる粛軍クーデターを題材としたサスペンス。矢継ぎ早の展開と二転三転する情勢に、一瞬たりとも息つく暇のない傑作。韓国の軍事政権下を描いたポリティカルサスペンスは、本当に秀作揃い。>>続きを読む
エルファバがいい子すぎて泣く😭
久しぶりに涙が溢れた。前評判通りの傑作。確かに長いし、ミュージカルシーンもあるからストーリー展開は遅いけれど、その分しっかりと人間関係や心情が描写されている。なによ>>続きを読む
実は一作目はそれほどハマらなかったので、大ヒットと聞いてもふ〜んて感じだったけれど、新キャラ「シンパイ」の不安から先回りして空回りしちゃう感じがめちゃめちゃピンときた。そして、多部未華子の吹き替えがめ>>続きを読む
「アルプススタンドのはしの方」と同じ高校演劇の映画化。ゆるーい感じで話は進むけれど、テーマは意外とシリアスで、思春期で変わっていく心と体に戸惑う女の子たちの心情を描く。でも、青春って感じが、いいよね。
アクションの撮影って大変なんだね。
また見たくなった。
ウィスキー作りを題材とした王道お仕事ドラマ。ストーリーはオーソドックスながら丁寧な作りに好感が持てる。
ある意味正反対な二人のボーイフレンドの間で自分の居場所(砂漠のオアシス?)を見つける、今どき女性の等身大の恋愛映画。大躍進の河合優実のちょっとひねた感じが、身勝手で周りを振り回すけれど自分に正直な主人>>続きを読む
シンプルなストーリーの音楽青春アニメ。感情が色で見えるというアニメらしい設定が、それ程は活かされていなかったかなというのは惜しかったけれど、ちょっとした思春期のつまづきや悩みを柔らかな色合いと絵柄で軽>>続きを読む
アイドルが書いたアイドルを題材とした小説のアニメ化。アイドルに対する憧れとリアルが、当初は計算高すぎて嫌なやつだった主人公の成長物語にうまく落とし込まれていた。序盤の展開が速すぎて、もう少し主人公のバ>>続きを読む
ラブラブシンデレラストーリー→ドタバタ追跡劇→夢から覚めてしんみりの三段論法
アノーラの全力さと、イゴールの不器用な優しさがいい感じ。
よかったけど、アカデミー賞にしては小粒という感じはしたかな。
最初はどうせ大味なディザスタームービーだろうと思っていたが、評判どおり、確かにこれはいい作品。ディザスタームービーらしいスペクタクル感もありながら、実現性はともかくも荒唐無稽にならない程度の科学的根拠>>続きを読む
一応、少女ジアとコングの自分の居場所探しというストーリーだけど、ぶっちゃけ細かいこと抜きで怪獣プロレスに割り切った内容。まあ、それはそれでいいし興収も伸びてるんだけど、だんだんとノリが軽くなってきてい>>続きを読む
初心に帰って仕切り直し、って感じかな。特筆すべきものはないが、ここ数作のMCU作品のグダグダぶりからすれば、はるかに地に足がついた感じ。
「八犬伝」というより「八犬伝を書いた人の話」。「なぜ絵空事の正義を書くのか?」というテーマは、本当に正義が絵空事になってしまおうとしている現在において意義深い。
「八犬伝」そのものの描写は、監督得意>>続きを読む
話的には「逃亡者」だけど、雰囲気は李相日監督の「怒り」に似ているのかなと。
映画は尺の都合もあって、横浜流星演じる主人公にフォーカスが当たっていて、潜伏先で関わる人たちはそれほど掘り下げられていない>>続きを読む
和紙地の背景にサイケな色彩、登場人物が多くて展開も速い、今時のテイスト。TV版は未見だったので、その情報量の多さに、全体像を把握するのにちょっと苦労した。女性の情念というのはわかるが、個々の心情をもう>>続きを読む
ファウンドフッテージ形式のホラーモキュメンタリー。放送部分はいいんだけど、CM中とかのバックステージ映像が物語上都合良すぎる映像過ぎて、若干興醒め。
いかにも少女漫画原作という感じの既視感&ツッコミどころ満載ラブコメ。アイドル映画だから演技力は割り引いたとしても、もうちょっとキャラの掘り下げがないとストーリーに説得力がなくなっちゃうよ。
邦画で同じ話をやったらめちゃくちゃつまらない作品になりそうなほど、ベタで先の読める話なのに、ベタをやり切るケレン味ゆえか、異国情緒のある音楽のせいなのか、なぜか感動させられてしまうインド映画マジック😅
予告編を見た時に感じた躍動感そのままに、主人公八虎(眞栄田郷敦)が絵に目覚め芸大入試に挑む姿を一直線に描き出す。こういう芸術系だと、何が良くて何が悪いのか勝敗の基準が観客である一般人に伝わりにくいとい>>続きを読む
え、これにどこか面白い要素ある?
セルフパロディという構成は知っていたけど、全然笑えない。
ある意味、福田雄一監督作より酷い。
思った以上に真っ当なメッセージを発信してるんだけど、話がしょぼすぎて全然頭に入ってこないの勿体なさすぎ😅
倦怠夫婦が出会った頃をやり直す、ちょっと切ないロマンチックコメディ。こういう話とタイムループ設定は抜群に相性がいい。出会いのときめきとそれをなくしてからのやるせなさを描くという意味では「花束みたいな恋>>続きを読む
安藤サクラの「百円の恋」の中国リメイク。大枠のストーリーは同じだけど、雰囲気は全然違う。「百円の恋」は泥臭いインディーズ作品という印象だけど、こちらはA級の王道スポ根人生再生ドラマという印象。特に監督>>続きを読む
父親目線で描いた手堅い作りの宮沢賢治の生涯。いや、宮沢賢治ってめちゃくちゃめんどくさい人だったんだな。妹トシがいなかったら数々の作品も生まれていなかったかと思うと、妹さんに感謝。
ロボット・AIをテーマとした作品として、ストーリー自体は比較的オーソドックスだけど、描き方のバランスが絶妙。母性を核となるテーマとしたこと。動物たちを擬人化せず、ロズが動物たちの言葉を学習したという>>続きを読む
ポン・ジュノ監督「母なる証明」を連想する、母の業を描く韓流ノワール。スリリングで見応えは十分だど、息子は直接は関わってこず、お母さんが勝手にドツボにハマっていくだけというところは、物語の強度としてはち>>続きを読む
王座をめぐる争いに巻き込まれた盲目の鍼師が主人公の、ちょっと捻りの効いた韓国宮廷ポリティカルサスペンス。ギミック自体はそんなに効果的とも思えなかったけど、二転三転するスリリングな展開は十分楽しめた。
前2作は静かになってからの世界でのシチュエーションスリラーだったのに対して、本作は静かになる前の世界でのサバイバルスリラーって感じか。まだ世界に雑音が溢れているだろう本作の方が、設定に違和感を感じる>>続きを読む
前半は、一見年齢差のある恋愛映画のような描き方で、下手するとこれの何が問題なの?と感じてしまうんだけど、そういう問題意識の希薄さこそが問題で、問題に気づいた頃には取り返しがつかなくなってるんだな。
内容はいつもと同じで可もなく不可もなくなんだけど、マッケンナ・グレイスが終始不機嫌顔なので、見てる方もなんか楽しくなくなっちゃうっていう一点だけで落第点。やっぱり、美少女は可愛く撮ってなんぼ。
レトロな安アパートに住むちょっと訳ありな住人たちの日常を描く、オムニバスドラマ。馬場ふみか、東出昌大、倉悠貴、笹野高史、の主要キャストがハマってる。
韓国版「ベイビー・ドライバー」あるいは「トランスポーター」ってところか。いや、しかし、ラストはちょっとご都合が過ぎるんじゃないかな。そこは、お母さんでしょ。