最初はどうせ大味なディザスタームービーだろうと思っていたが、評判どおり、確かにこれはいい作品。ディザスタームービーらしいスペクタクル感もありながら、実現性はともかくも荒唐無稽にならない程度の科学的根拠>>続きを読む
一応、少女ジアとコングの自分の居場所探しというストーリーだけど、ぶっちゃけ細かいこと抜きで怪獣プロレスに割り切った内容。まあ、それはそれでいいし興収も伸びてるんだけど、だんだんとノリが軽くなってきてい>>続きを読む
初心に帰って仕切り直し、って感じかな。特筆すべきものはないが、ここ数作のMCU作品のグダグダぶりからすれば、はるかに地に足がついた感じ。
「八犬伝」というより「八犬伝を書いた人の話」。「なぜ絵空事の正義を書くのか?」というテーマは、本当に正義が絵空事になってしまおうとしている現在において意義深い。
「八犬伝」そのものの描写は、監督得意>>続きを読む
話的には「逃亡者」だけど、雰囲気は李相日監督の「怒り」に似ているのかなと。
映画は尺の都合もあって、横浜流星演じる主人公にフォーカスが当たっていて、潜伏先で関わる人たちはそれほど掘り下げられていない>>続きを読む
和紙地の背景にサイケな色彩、登場人物が多くて展開も速い、今時のテイスト。TV版は未見だったので、その情報量の多さに、全体像を把握するのにちょっと苦労した。女性の情念というのはわかるが、個々の心情をもう>>続きを読む
ファウンドフッテージ形式のホラーモキュメンタリー。放送部分はいいんだけど、CM中とかのバックステージ映像が物語上都合良すぎる映像過ぎて、若干興醒め。
いかにも少女漫画原作という感じの既視感&ツッコミどころ満載ラブコメ。アイドル映画だから演技力は割り引いたとしても、もうちょっとキャラの掘り下げがないとストーリーに説得力がなくなっちゃうよ。
邦画で同じ話をやったらめちゃくちゃつまらない作品になりそうなほど、ベタで先の読める話なのに、ベタをやり切るケレン味ゆえか、異国情緒のある音楽のせいなのか、なぜか感動させられてしまうインド映画マジック😅
予告編を見た時に感じた躍動感そのままに、主人公八虎(眞栄田郷敦)が絵に目覚め芸大入試に挑む姿を一直線に描き出す。こういう芸術系だと、何が良くて何が悪いのか勝敗の基準が観客である一般人に伝わりにくいとい>>続きを読む
え、これにどこか面白い要素ある?
セルフパロディという構成は知っていたけど、全然笑えない。
ある意味、福田雄一監督作より酷い。
思った以上に真っ当なメッセージを発信してるんだけど、話がしょぼすぎて全然頭に入ってこないの勿体なさすぎ😅
倦怠夫婦が出会った頃をやり直す、ちょっと切ないロマンチックコメディ。こういう話とタイムループ設定は抜群に相性がいい。出会いのときめきとそれをなくしてからのやるせなさを描くという意味では「花束みたいな恋>>続きを読む
安藤サクラの「百円の恋」の中国リメイク。大枠のストーリーは同じだけど、雰囲気は全然違う。「百円の恋」は泥臭いインディーズ作品という印象だけど、こちらはA級の王道スポ根人生再生ドラマという印象。特に監督>>続きを読む
父親目線で描いた手堅い作りの宮沢賢治の生涯。いや、宮沢賢治ってめちゃくちゃめんどくさい人だったんだな。妹トシがいなかったら数々の作品も生まれていなかったかと思うと、妹さんに感謝。
ロボット・AIをテーマとした作品として、ストーリー自体は比較的オーソドックスだけど、描き方のバランスが絶妙。母性を核となるテーマとしたこと。動物たちを擬人化せず、ロズが動物たちの言葉を学習したという>>続きを読む
ポン・ジュノ監督「母なる証明」を連想する、母の業を描く韓流ノワール。スリリングで見応えは十分だど、息子は直接は関わってこず、お母さんが勝手にドツボにハマっていくだけというところは、物語の強度としてはち>>続きを読む
王座をめぐる争いに巻き込まれた盲目の鍼師が主人公の、ちょっと捻りの効いた韓国宮廷ポリティカルサスペンス。ギミック自体はそんなに効果的とも思えなかったけど、二転三転するスリリングな展開は十分楽しめた。
前2作は静かになってからの世界でのシチュエーションスリラーだったのに対して、本作は静かになる前の世界でのサバイバルスリラーって感じか。まだ世界に雑音が溢れているだろう本作の方が、設定に違和感を感じる>>続きを読む
前半は、一見年齢差のある恋愛映画のような描き方で、下手するとこれの何が問題なの?と感じてしまうんだけど、そういう問題意識の希薄さこそが問題で、問題に気づいた頃には取り返しがつかなくなってるんだな。
内容はいつもと同じで可もなく不可もなくなんだけど、マッケンナ・グレイスが終始不機嫌顔なので、見てる方もなんか楽しくなくなっちゃうっていう一点だけで落第点。やっぱり、美少女は可愛く撮ってなんぼ。
レトロな安アパートに住むちょっと訳ありな住人たちの日常を描く、オムニバスドラマ。馬場ふみか、東出昌大、倉悠貴、笹野高史、の主要キャストがハマってる。
韓国版「ベイビー・ドライバー」あるいは「トランスポーター」ってところか。いや、しかし、ラストはちょっとご都合が過ぎるんじゃないかな。そこは、お母さんでしょ。
シリーズ版にある最後のお父さんパートがなく、なんだか丸く収まった感のあるエンディングで印象が全然違う。シリーズ版のほうが、無常感があって好きかな。
シリーズとは冒頭のお父さんパートがない他はほぼ同じだけど、ちょこちょこカットされているシーンがあるから、シリーズの方がより心情が掴みやすいかな。
思ってたほど毒父って感じがしなくて、ちょっと厳し目のお父さんとしか見えなかったから、何がどう呪われてるんだ?って感じでなんか肩透かしだった。ただ、ザック・エフロンの肉体はすごい。
ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット共演のクライムアクションコメディ。ストーリー展開自体に新鮮味はないけど出来は悪くないし、主役二人の存在感で十分みていられる。でも、二人が鉢合わせになった理由は、ち>>続きを読む
マブリー、悪徳警官、日本のヤクザの三つ巴とちょっと捻りを効かせてきたけど、結局マブリーが腕力で全部持っていくスッキリ爽快アクション。スキ❤️
これ、カナヅチの人が泳げるようになるまでを面白おかしく描くコメディだと思っていたし、Filmarksスコアもあんまり高くないから見なくてもいいかなと思っていたんだけど、全然違ったよ。人生を泳ぐことに>>続きを読む
最近アクション付いてる綾瀬はるかの大正ロマンなスパイアクション。綾瀬はるかのキレのある動きは見どころだけど、アクション演出はややモッサリしていてもう少しキレとスピード感が欲しかったかな。
ガイ・リッチー監督らしいケレン味とかは控えめながら、質実剛健な語り口が緊張感を生む脱出&救出劇。アフガニスタンを舞台にしているが、イデオロギーや政治的スタンスは傍に置いて、友情や家族をテーマにしてい>>続きを読む
スイスの爽やかなイメージとは真逆のエログロ満載B級映画。嫌いじゃないけど、やるならもっと突き抜けて欲しかった。予算の都合なのかもしれないが、ここは見せてくれないんだ?っていう繋ぎの不自然なカットがい>>続きを読む
それぞれの正義
今年鑑賞一作目にして、年間ベスト級の傑作。イーストウッド監督作の中でも上位だし、ラストカットのキレのいい映画のベストを更新したかも。
シンプルな法廷劇でストーリー自体はすごくわ>>続きを読む
「狐狼の血」の柚月裕子原作による警察サスペンス。杉咲花演じる主人公が親友の不審死の謎を探っていくんだけど、余りにトントン拍子に進んでいくのに違和感を感じていたら、警察と公安のそれぞれの正義が浮き彫り>>続きを読む
バルーンカテーテル開発の裏にあった実話をベースに、タイトル通り家族愛に焦点を当てたドラマ。大泉洋をはじめとした俳優陣の演技に支えられた卒ない出来だけど、全体にあっさり目というかサラッと印象薄め。
ごめんなさい。思ったほどハマらなかった。意外と早めの段階でドッグとロボットが離れ離れになってしまうから、ドッグとロボットが唯一無二の関係性になるっていうのが感じられなかったんだよね。このハマりきれな>>続きを読む