Ryan

ファイブ・フィート・アパートのRyanのレビュー・感想・評価

3.4
感動した!涙が出た!
しかし、難病を利用した映画にしか観えない。

ストーリー
嚢胞性線維症の若者3人をコミカルに苦悩に人生に生と死を描いた作品

主演は実力派の若手が固める

まず、すごく泣ける。2回は泣いた。感動したし頑張れ!生きろ!と人々に応援したくなる。
でも、物語は難病を映画のために現実を捻じ曲げている。タイトルはファイブフィートアパート、しかし、現実では6フィート離れないと行けない。これは難病を患う方は受け入れ難いのではないだろうか。まるで映画で観客を感動させ泣かせるためだけに作られたエゴ作品に感じた。泣けるのだけどね。
敵がいない映画だから着地点も難しく全体的にフワフワした印象。キャラクター達も都合の良い登場や解釈があり当たり前だが映画のためだけに使われた印象を受ける。
キャストはとても良くヘイリールーの泣ける演技やコールのイケメン、そしてモイセスの流石の存在感。モイセスはキングオブサマーの好演からの今作で株が爆上がり中。

実際に嚢胞性線維症を患う患者や家族からは今作への批判的意見も一部出たと言う。
我々みたいに病を患っていない人からすればとてもいい映画かも知れないが実際に嚢胞性線維症を患ってる方から批判が出るのであればこの映画は間違っていると私は思う。

悪い言い方をすれば難病を食い物にしていると。他にもやり方はあったはず。
だからかも知れないが泣けるのだけど心に深く突き刺さらない。何故なんだろう?と観ながら考えていたのだが理解した。

Netflixにて配信は今日までです。
気になる方は是非
Ryan

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