このレビューはネタバレを含みます
この空間にLOWPOPLTD.に救われてきた人たちがたくさん居るんだな、と不思議な気持ちで席に座る。
言語化するのは難しいんだけど覚えのある痛みとか喪失感とかそういうものに溢れていた。
ユウカが軽く叩かれたシーンは覚えがありすぎる痛みと表情だった。
大丈夫そうな顔とか曖昧に言葉を返すんだけどひとつのきっかけでその糸が切れて涙が自分でも止められなくて湧いて湧いて、出てくる感じ。胸がギュッてなった。私の人生ずっとこれかも。
「無くしたものをこんなに愛せると思わなかった。
でも何を、失くしたんだっけ。」
このフレーズを見た時に心の中を言い当てられたような、解かれていくような気がした。
この喪失感が最後の私の失いたくないものだと思う。
これさえも失ったら私はどうしようね。