TEXAS

暁闇のTEXASのネタバレレビュー・内容・結末

暁闇(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

静かで淡々としながら
内に秘めた個々の想いが湧き上がる様が丁寧。

序盤から存在感を示していた音楽の存在は、徐々に存在が薄れていく。

しかし物語の終盤で花火=光の粒子として彼女らに降り注ぐ。
これはつまり音楽の存在だ。
音楽により繋がり、生かされ、未来へ導かれていった者達の話だ。

現実なのか、架空だったのかは観客に投げかけられるが、あの光の粒子と涙の雫は本物であるだろうと思わざるを得ない。いや、思いたい。

演出面では、叙情的なシーンは成立しているが、アクション的なところや場所の繋がり等は雑な点がある。
しかしまだ24歳。今後の飛躍に期待したい監督だ。
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