ピートロ

普通は走り出すのピートロのレビュー・感想・評価

普通は走り出す(2018年製作の映画)
3.8
初・大田原愚豚舎作品。モノクロ。監督の弟さんやご両親がスタッフとのこと。
上映後、加藤才紀子、永井ちひろ、ほのか、渡辺紘文監督の舞台挨拶あり。
監督は「トリプルファイヤー」の4枚のアルバムを1年間聴き込み、既存の楽曲から4曲(だったように思う)を選び、組み合わせて、本作を制作したそう。本作のタイトルも曲名そのまま。
内容は田舎に住む映画監督が愚痴を言いながら、だらだらと過ごす夏休みのような日々を描いたコメディ。
なにしろ監督の演技が最高で、それだけでもう面白いし十分に成立する。
ひとりきりの映画館のまんなかでぽつねんと座る監督、老婆が鎮座する散らかった部屋でゴロゴロする監督の構図がキマってた。
本作はもっとも見やすい作品に類するらしく、『7日』がトラウマレベルの上級者用らしい。