あの「ミッドサマー」のアリ・アスター監督をも唸らせた長編ストップモーション・アニメーション。
最高に気持ち悪くて禍々しい。
観る人の違和感と不安感を煽り立てる。
よくこの作品を完成できたな。
制作されるにあたって想像される途方もない作業、そこにさえ狂気を感じる。
エンドロール後思わず「むずかしい…」って呟いてしまった😅
なんとなく宗教的な話だということはわかった。
そういえば日本にもこういうコミューンみたいな共同生活してるカルト団体あるよな…って思いながら観てた。
コロニーのモチーフとなった「コロニア・ディグニダ」については鑑賞後に知ったんだけど相当ヤバい場所らしい…
オオカミはコロニーで信仰されている"神"で、最初マリアは"神"から逃げてきたけど、最後にはコロニーに戻りたい、隠れ家を吹き飛ばしてほしいと懇願する。
コロニーで生活してきた者は外の世界では生きられない。それくらい信仰はマリアの自身の中に強く根付いてしまって、逃げることはできないってことなのかなと思った。
ここまで記憶に焼きつくアニメーションは中々ない。
耐性があるなら一見の価値ありです。