チリのコロニア・ディグニダという入植地が下地にあると知らないとまずなんの話?となります。
チリでもアート映画枠で一部でしか観られていなかったのが、日本ではホラーというジャンルで話題となり、より広い層に観られたそうで興味深いです。クリエイティブに社会問題を扱うことで自然とホラー要素が生まれたのではないかだそうです。なるほど
ストップモーションアニメは現実にはないものを生み出すシュールレアリスム的な表現と密接に結びついているのでホラー的な演出が引き立つなと個人的に思っています。何よりこの映画はチリという国でどんな悲惨な過去があったのかを調べるきっかけを作ってくれたので、そういった面でも大きく意義が作品だと思いました。