ぬ

松永天馬殺人事件のぬのレビュー・感想・評価

松永天馬殺人事件(2018年製作の映画)
2.0
音楽は良かった。スクリーンにグサってするのと股間から血ダラダラ垂らしながら歩いてくのも良かった。正直あとは「何を見せられてるんだろ」みたいな気持ちになってしまった、、、取調べシーンでガンガンいびきかいて寝てるおじさんいたのもちょっと無理ないなとか思ってしまった、不必要に長い。どうなん…?
発想はわかる。やりたい気持ちもわかる。別にこういう多層系とか性や生を持ち出してくる作品とかが全般嫌いなわけでは全く無いんだけど、ただこれは面白くなかった、というか薄い。映画映画の連呼に耐えるほどの厚みが無い。ゲラゲラ笑いながら観るスタンスで観てればよかったのかも…。画の魅力や展開の尺的バランスもいまいち。松永天馬、才能ばりばりに発してる感はあるのにこれは勿体無い。本当に作り得る限りの最高に面白いものを作ったって言えるのか…?テンポがよろしくない。運動としての良さが全くうまく機能してない映画…。カラーの色味もうちょいいいのある気がする。ブツのカットは愛のむきだしくらいの何かを持たせてほしいです…。

冨手氏、どこかで、性的な言葉を一切発さずに、それ以外の部分で目が離せなくなるような芝居を見せてほしい。何本か観たけどエスパーがベストだった気がします……
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