ちか

草原の輝きのちかのレビュー・感想・評価

草原の輝き(1961年製作の映画)
4.9
みるたびに新たな発見がある。全ての登場人物の立場からその心情が実に丁寧に描かれているところが好きです。
でもやっぱり一番共感できるには主人公ディーニー。おんなじ経験をしたかことがあるかのように、手に取るように共感できるキャラクター。自分の親もかつては誰かの子供なのだから、受け入れて愛してあげなさいという精神科医の言葉はこの映画の一つにテーマだと思った。ラストはやっぱりすごく切ないけど、ワーズワーズの詩に励まされる。

草原の輝きを失っても、嘆くなかれ。その奥にある「強さ」に、眼を向けるのだ。
ちか

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