草原の輝きの作品情報・感想・評価

「草原の輝き」に投稿された感想・評価

1920年代のアメリカを舞台とした青春映画。青春映画なんだけど、よくある皆で青春謳歌しようぜ!的な感じではないです。むしろその真逆。

多感な青春時代に親や時代に振り回され、歯車が狂っていく2人の男女。
その2人の複雑な感情を見事に描いていましたね。それを演じた主演の2人も素晴らしい。

あんまり見ててハッピーな気持ちになれる映画ではないですが、一度見ても決して損は無いと思います。
aoi

aoiの感想・評価

3.5
ちょっと『シェルブールの雨傘』がよぎるような。若さの素晴らしさと盲目さを分かりやすい描写で見せてくれた。誰もが感情移入出来るんじゃないかな。にしても女って嫌な生き物w 散々悪口言った男に誘われたらコロッとw あの悪口は彼女に対するひがみだったのねって痛々しく見ていた。結局、男も女も自分の意思やプライドがちゃんとないと幸せにはなれないんだろな。音楽と衣装がとても◎
面白かった!1961年に公開の映画ですが内容は1928年のカンザス州が舞台の映画です。たかだか今から90年前の設定ですが当時のアメリカ人が愛と性のモラルにこんなにも板挟みになり悩んでいたなんて驚きました。まぁ日本人は親が決めた顔も見たこともない相手と文句も言わずに結婚していた時代ですからそれに比べたら進んでいますが。毒親と言ってしまえばそんな親に育てられた子供達が年頃になって愛し合いますが一線を越えるのは早いと諭されます。両親が落ち込んでいる娘を慰める場面は泣けました。それでもやっぱり子の心親不知ですね。
草原の輝き 花の栄光
再びそれらは還らずとも 嘆くなかれ
その奥に 秘めたる力見出だすべし

最後にこの詩が詠まれ、その意味を噛み締める。
まるでこの詩のために撮った映画のよう。
RyoS

RyoSの感想・評価

3.4
若者が欲にまみれすぎてる気もしたし、主人公2人は冒頭から明らかに社会の勝者感丸出しだったが、それでも十二分に素晴らしいストーリー。「エデンの東」もそうだが、エリア・カザンは思春期の心を描くのがうまい。
miyu

miyuの感想・評価

3.7
古い映画はあまり、見てなくて…
エリア カザンは、正直『エデンの東』しか見てない。。。
『欲望という名の電車』も、かなり気になるが…
つぎ、見てみよう!

本作、ワーズワースの詩が出てくるが…

“かつてあれほど明るかった輝きは
今や私の眼前から永遠に消え去り
草原が見事に広がり花が咲き誇っていた
あの時は二度と戻ってくることはないけれども
嘆くことはすまい
むしろ残されているものの中に力を見出そう’

なんて言う詩らしいが…

この映画の主人公は、ワタシから見たら、まだ、まだ若い…

彼らがもっと、もっと 年を重ねたらこの詩の境地がより深く響く気がした…

ワタシなんか『ラ ラ ランド』を見た時に、しょっぱなの道路で踊るシーンから涙が止まらなかった…
若い…って いいなぁ〜
みたいな そんな思いで胸がいっぱいになった…

っと 話は脱線したが…

主人公達の熱に浮かされた様な 恋愛ってなんかの拍子でからまり、縺れ、それが解けなくなる時がある…

その糸は、運命の糸じゃなかったのかもしれない…

でも、それを嘆くのではなく、痛みを伴う思いも全て自分が抱えて、生きていくのが、より豊かな感情を携えて生きていける…って、事じゃないかなぁ〜
なんて、そんな思いに駆られた映画🎬

☆ナタリー ウッドのお父さん役の人のセリフがあったかくて、涙が出た。。。
青春映画だけど、驚いたのは、現代の感覚と非常に似ていて、55年以上も前の作品だけど凄く心に突き刺さってくる。
結婚と恋愛の双方間のズレとか、金持ちの親が突然悲劇になったり、親と子供の葛藤とか、今の日本の一般的な家庭とほとんど変わらなくてワロタ。しかも女友達が久々に会う時のキャアキャア喜ぶシーンなんて、イマドキの女子高生と一緒ではないか!
若者の本能と親の気持ちってのは、結局はいつの時代でも全然変わらないんだなぁと思わされる。
Karin

Karinの感想・評価

4.5
青春時代の苦悩や、親の苦悩や色々あってみんなが何かと戦ってるんだな。最後は切なかったけど勇気が湧く感じだった。ナタリーウッドとてもかわいい。
リリー

リリーの感想・評価

4.0
さすが「エデンの東」のエリア・カザン監督です。この作品を初めて知りましたが、青春時代の苦悩を表現した傑作だと思います。
まず、毒親っていつの時代も古今東西いるんだなあと感じました。子供のことを第一に考えてアドバイスしている振りをして、自分の身や世間体が実は一番大事なので、子供を苦しめ続けます。子供も親に歯向かえないので、苦しみながらも親に従ってしまいます。
だから、バッドもディーニーも健気で可哀想。親のせいだけではないけれど、ディーニーの苦しみ方は見ていて辛いほどです。
そして、ディーニーを演じるナタリー・ウッドの美しく可愛らしいこと!「ウエストサイド物語」や「理由なき反抗」でみるよりずっと綺麗だと感じてしまいました。ハンサムなウォーレン・ベィティと共にスクリーンに映る姿は完璧すぎる美男美女です。
高校の授業で、ディーニーが泣きながらも先生に朗読させられたワーズワースの詩が、後に重要な役割を果たすのです。
ハティ

ハティの感想・評価

3.5
ひとつの詩が彼女の苦しさを認識するキッカケとなり、救いにもなる…のが映画的な時間の流れの中でキッチリ描かれていた。
美しい詩だけど、激しい感情を秘めているんだなぁ

この詩の意味は?
と問われた時に、果たして自分なら、実感を通した言葉でその解釈を答えられるだろうか。
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