題材的には｢羊の木｣や｢友罪｣、｢怒り｣などに少し似ていたが、あまり台詞で説明しない作品な分少し内容が難しく感じた。
予告で使われた台詞など、象徴的な言葉は多かったが、展開に大きな波がない為に今ひとつ消化不良気味だった。
自分が理解出来ていない部分が多いので、原作や人のレビューを読んで補完したい。
松田龍平のミステリアスな役どころは堂に入っており、羊の木の宮腰役を思い出させた。
あと筒井真理子さんが出てくるとぎゅっと画面に締まって緊張感が走るな。よこがお鑑賞以来大好きな女優さん。國村隼の静かな苛立ちを内包した疎ましそうな演技も良かった。中村倫也、一瞬気付かないほど綺麗な女装…。
キャストは花丸200点満点。
自分自身が突然いなくなった人物をいつまでも想い続けるという心情に感情移入出来ないから気持ちが入らなかったんだろうな。(四月の永い夢も同じ理由でいまいちハマらなかった)
あとカルバンクラインの宣伝かと思う程ずっと綾野剛のセクシーショットが続いてそればかり気になってしまった。
日本映画界は何故我々に綾野剛の尻を見せつけたがるのか。
ジャスミンの鉢植え可愛いな。綾野剛があまりにも可愛がっているので、育ててみたくなった。
