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クローブヒッチ・キラーのsavageのレビュー・感想・評価

クローブヒッチ・キラー(2018年製作の映画)
4.3
何の気無しに観ましたが、個人的にかなりの秀作サスペンス。
地味でネチネチと不快感が残りますが、この作品みたいにじわりじわりと来るスリルが大好きなんですよ。大当たりでした!

アメリカの閉鎖的な街が舞台。
メインとなるのは主人公の少年とその家族。そして変わり者扱いされてる少女。
ひょんな事から伝説の殺人鬼の手かがりを少年がつかんだことから、運命が狂いはじめて…
 
猟奇犯罪を軸に家族愛、正義、多感な少年の揺れる心などを詰め込んでますが、見事にまとまってます。
そして主人公のチャーリーブラマーが素晴らしい。複雑な心理描写を上手く演じてます。

そして地味な展開だからこそ、この作品は妄想を膨らますのにも成功してるかと。
地味だ地味だと言ってますが、ラスト付近は絵になるシーンが多数。ハッとさせるショットが出てきますよ。そしてあのシーンなんかは観たくないよなぁ…
ラストのまとめ方は上手いなあと感嘆。

家族の数だけ絆が存在します。家族の絆はヒモの結び目と同じ…
どんなに仲のいい家族や友人にも秘密にしてる事ってありますよね?
あなたの秘密はなんですか?
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