カリフォルニア・オークランド。重罪を犯し、収監後保護観察の身となった黒人のコリンは、何とかトラブルを避け、門限を守り、引っ越し屋で働きながら日々を過ごしていた。しかしそんな日もあと3日。あと3日すれば自由の身となり、監督者の目が光る寮も退所して実家に帰れるのだ。だが、同じ引っ越し屋で働く幼馴染の親友である白人のマイルズが起こすトラブルに振り回されて、しかも無抵抗の黒人青年が警官に射殺される現場にも遭遇し、刑務所に引き戻される悪夢、警察に殺されるかも知れないという恐怖に襲われることになる。
「ブラインドスポッティング」。
以下、10ドルのネタバレ汁。
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ブラッククランズマンを超える黒人映画が出てきたなと。コメディの皮を被りつつ、リアルで哀しい人種差別の問題を描くコリンの日常物語に心掴まれます。同時に、白人マイルズの苛立ち…こっちは黒人とか白人とかじゃなく「オークランド人」としてのアイデンティティを持っているのに、射殺事件以後コリンが否応なく人種問題に囚われてしまうことに対する苛立ちもよく描かれていました。2人の葛藤と仲直りに胸が熱くなること必至。オススメです。
