空き巣で金品を奪うキャスパーたち3人組だったが、キャスパーが父の借金返済に大金が必要になり、豪邸で暮らすドーソン家のパーティーの給仕係のバイトになって隙をついて盗むことにした。しかし、そのパーティーに集まった人々には共通の秘密があり、常軌を逸したパーティーにキャスパーたち3人は巻き込まれてしまう。
ストーリーのテンポは悪くないが、如何せん登場人物の多さのわりに個性に乏しく、また説明不足で分かりにくくなっていました。
キャスパー、アイリス、ドッジという3人組は泥棒であり、最初に空き巣のシーンを丁寧に流しており、そのシーンはなかなか良かったです。その後、父の借金返済のために豪邸に盗みに入る流れも自然でした。
しかし、いざドーソン邸のパーティーのシーンになるとパーティー参加者のおかしな面々の内容の無い展開に訳が分からなくなりました。ストーリーが進むにつれて参加者の正体が分かっていくのですが、セリフだけで説明するため、観る側が想像するしかなく残念だったと思います。
ホラー演出ですが、スプラッター描写が数多く見られるものの、直接的に殺傷する瞬間を映しておらず、結果で残酷さを表現しているのみなので怖さも中途半端に終わってしまいました。
設定を生かし切れず終わってしまって、もう少しで面白くなった気がする作品でとても勿体なかったです。
可もなく不可もなしといった感じでした。
鑑賞日：2023年4月3日
鑑賞方法：Amazon Prime Video
