【進化？】
さすが、アイヴァン・ライトマン監督。同じ異星人ネタのコメディ『メン・イン・ブラック』より遥かに上出来のエンターテイメント。全体的に田舎っぽくほのぼのしていて名作『トレマーズ』に近い能天気さがある。
本作は私のお気に入り女優ジュリアン・ムーアの全盛時だった頃の作品である。彼女は『ハンニバル』でレクター博士の餌食にされる不憫な役が多いのだが、『エデンより彼方に』で演じた古き良きアメリカのよろめき妻といいノッペリとした顔立ちが魅力的な女優さんだ。彼女の演技を観てるだけで目が釘付けだったもん！
内容というかテーマがスッカラカンでもちゃんと笑えるし、最後までハラハラ楽しめるB級映画として機能している。そこが『メン・イン・ブラック』とは大違いなのである。パニック映画なのにちっとも怖くない辺りがマヌケな雰囲気を醸し出し、プププ〜ッ😙と爆笑することができました。
このようなローテクなSFコメディというのもあっていい。☺️個人的にはもっと評価されて然るべき佳作だと感じる。
