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ウィーアーリトルゾンビーズの13のレビュー・感想・評価

5.0
試写会とトークイベントに参加。好き嫌いは分かれると思うけど、個人的に早くも今年一番よかった映画になりそうな予感…。

「大人の言うことなんて聞かなくていい。社会に適合なんてしなくていい。絶望してもヘラヘラしていいし、ユーモアとニヒリズムでサバイブすればいい。」という監督のコメントになんか救われた。

無表情な子供達とは対照的に、(前作に引き続き)青臭さと初期衝動を感じる作品。監督の表現する少年性、少女性みたいなのも好き。

音楽、ゲーム、映画など、監督の好きなものへの愛が詰まった、宝箱のような映画。その好きがつまった映画でこんなにも心がぶん殴られたから、本当に最高だった。

・チップチューンが使われていて、監督が大好きなインディーズのアーティストにtwitterで突然依頼したとのこと。

・全体的にゲームのように進行していく(8bitの映像や、ゲームのようなSEや、RPGのような構図等)けど、監督がゲーム好きで1000本くらいもってると上映後話していた。

・大好きなアーティスト(フジロッ久(仮)、nature danger gang、おやすみホログラムなど)が前作に引き続き勢ぞろいで出演してる!エンドロールみて「あの人どこにでてた!?」って気づけないレベルで。監督にきいたところ、映画をとりはじめたきっかけはNDGのライブだそう。かなり親和性が高く、映画にでてたアーティストは今を生きてる熱量の高いバンドで、映画との親和性もかなり高いので、映画を気に入った人はチェックしてほしい。

・青い鯨事件(自殺をするよう洗脳していくゲームが流行った事件)をきっかけにこの映画を考えたのこと。
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