ウィーアーリトルゾンビーズのnonakaのネタバレレビュー・内容・結末

映像の撮り方や演出が見ていて飽きなくて楽しかった！手間のかかった映画だなあと思った。
話の着地としては、作中でも言われているが全く「完結」というようなスッキリ全てが回収されてのものではない。しかし、十分満足できる。
リトルゾンビーズの子ども達は、大人に縛られ→自由に解放されて音楽を作って→また大人に縛られ→また自由に解放される。子どもたちはそれを嘆くでもなく、当たり前のこととして受け入れる。そうやって繰り返していくうちに、彼らも大人になるのだろう。
個人的には、ずっと無表情で『子どもらしい』表情を浮かべない子どもたちが、映画ラストで超ニッコニコ！のようなありきたり〜な大人による意味づけに回帰せず、4人の独特な距離感のようなものがなくならなくてよかったなあと感じた。