ウィーアーリトルゾンビーズのネタバレレビュー・内容・結末

「ウィーアーリトルゾンビーズ」に投稿されたネタバレ・内容・結末

アイデアだけで構成されてる映画って感じで、この監督はMVかCM畑の出身なんかなと思って調べたらやっぱりそうだった。あと「人生を変えうる一曲」みたいなのを流すならちゃんと曲として説得力あるクオリティにしないと白けるだけだわ、と思ったけどそこは結局「夢だったから」でまだ一定の納得はできた(とはいえどうなんだと思うレベルではある)。
すっごい詰め込み具合。
やりたいこといっぱいな感じが好きです。

子供たちが危うさを残しつつ大人たちを利用する流れが、今まで好きだった「悪い大人に利用された純粋な人間が裏切られて落ちぶれる」展開を打ちのめしてくれる感じでなんだか泣けた。
星くず兄弟の伝説、スワロウテイル、などを思い出した。

ただ、有名俳優があまり出てない方がもっとハマれた気はする。

なんだかんだで、孤独になった人間が集まってなんかする話はなんでもグッとくるのだなーと。どれだけポップな作り方をされても泣けてしまう。
淡々と進む物語、悲しんでる暇もなくて、でもしっかり楽しくてよかったです!

リトルゾンビーズの存在は間違いなく激エモなのだけれど、そんな感情を抱かれることなんか別に望んでない彼らの「エモいって古っ」がすべて。

かなり好みの画でした〜〜!
ピコピコミュージックも可愛くてさいこー!!
エモいというのが古くても言わざるを得ないエモい。そしてめちゃ面白かった。今年一、生涯ベストムービーにも入ってきそうな映画。
まず彼らの擦れ具合が良い。
両親を亡くして、でも家庭事情もあって悲しくないというか、現実、大人の世界を見下している感じが絶妙に良い。あれ以上でも以下でもあっても、逆にプロトタイプというか、既視感、嘘臭さ、ダサさ、虚勢になる。ワードのチョイスも絶妙にセンスが良い。ありきたりの厭世観とは一線を画していて、ユーモラスでアイロニカル。

WE ARE LITTLE ZOMBIESの曲も良い。ツイッターにアップロードされた、もはやmvもカッコ良い。コーラスも良い。望月が最初ダッサーと言ったけど、ダサさも逆に良い。曲もすごい耳に残る。
ヒカリがゲームを持って歌う姿はメガネもあって、もはやサカナクション笑

全体を通して、レトロゲーム調、オフビートな感じ、切ない感じもハマった。張り切ってない感じ、子供らしくない感じ。

皮肉なのは、見下していた現実に、大人の世界に、結局消費されてしまったこと。過剰に消費され、解散してしまった。

細かい演出も良い。カメラワーク、分割であったり、夢や希望の習字が張り出されているのに、夢も希望もない教室。さらば青春の光が出ている、音楽番組。彼ら自身の名前(ヒカリ、イクコ、ユウキ)も皮肉か。
SHINEと書かれた服をイシが着ていたのはなんだったんだろうか。
時代性も高かった。若者言葉であったり、ツイッターでバズる風潮、ネットの掲示板や"攻めてるコンセプト"など。

中島セナが可愛かった。早熟な魔性の女感がたまらなく良い。
彼らの物語は終わらない。多分これからの人生もう交わることがないということのメタファーとしての、ラストシーンだとおもうけど、ヒカリとイクコが同じ方向にまっすぐ進んでいくのは…??

この映画を知らなかったけど、なぜバズらなかったのか不思議。
レシートでのタバコ、引越し業者の車の中でピアノ、コンビニのメロディでの歌、などなど良い。




夢オチはやめたほうがいい。
なんというか懐かしいなこういうの。
ポップでカジュアルでカラフルでアップテンポで。CM的というかMV的というか。

と、思ったらCM監督なのね。

好みの別れるところで、こちとらこーゆーのあまり得意でないので片手のタブレットではXVI○○OS垂れ流して「ながら観」してしまいました。全く大人は楽しい事いっぱいだぜ(妄言)。

とはいえガキでも無修正のエロ動画が見放題の世の中で、大人は汚いって考えてくれる無邪気な子供って今どんくらいいるんですかねえ。

でもまあ無名の子供が主役の映画って事だけは喜ぶべきか。方法論が苦手なだけで。

追記
デブにドラムやらせんのイラつくかな。
ドラムもキーパーもデブがやるポジだと思うなよ!?
悲劇?のヒーロー、ヒロイン達のRPG
サイケデリックな演出とは対照的な彼らの淡白さそのギャップにまんまとハマった。
2時間が思ったよりあっという間だった。

デビュー曲聴いた時は思わず泣いてしまった。
両親が死んだのに涙ひとつ出てこない、そんな "ゾンビ" みたいな4人が感情を得る度の旅に出る。

両親がそれぞれ
バスで事故死したヒカリ
火事で亡くなったイシ
貧困、DVの末に自殺したタケムラ
ピアノ講師に殺されたイクコ

この4人が「ウィーアーリトルゾンビーズ」としてバンドを組み、やがて彼らは社会に大きな影響をもたらしていく。

RPG のような、レトロなゲーム風の演出が可愛らしい。あとはデビュー後のファッションが素敵だった。

分かるな〜ってセリフも沢山あって、彼らに結構共感してしまったということは、私も"ゾンビ" なのかなと思ったり…笑

演技が棒という声もあるけど、彼らは感情のない "ゾンビ" だし、それでいい気もする。

あとはやっぱり、クライマックスで「両親の本当の想いを知り、感動の涙を流す4人!!」みたいなことにならなかったの最高すぎました。

日本の作品ってお涙頂戴な演出に取り憑かれてるイメージだったから、最後の最後まで警戒してたんだけど、そんな心配いらなかった。

他にも男の子3人組がイクコちゃんに対してロマンチックな幻想を抱くシーンがあるんだけど、間髪入れずに「んなわけあるか、ばーか!」って冷めた目で馬鹿にしてくるんです。そこがわたし的にグッときて。

こんなの逆に好きになってしまうよ…笑

なんとなく、ソフィア・コッポラのブリングリング見た時に泥棒した女の子たちの描き方に衝撃をうけたのを思い出した。「これは学びの場だったの」という彼女たちの主張だけにフォーカスした描き方。「実は彼女達にも事情があって…」「実はこんな風に思ってて…」なんて描写はいらないのだ。解釈なんかオーディエンスに任せて、ただ出来事だけを淡々と描く。それが出来てる作品って意外と少なかったりする。
思ったより評価低くて残念です。自分はスパイダーバース観たときと同じで「新しい映画が来たなあ」って思って単純にわくわくしました。

サブカルの極みって感じで優勝です!

最初はセリフで魅せる作品なのかと思ったら 映像も音楽もファッションもめっちゃかっこいい、新しい てかサブカルっぽいのに手練れが作った感(笑) 一つ一つの要素が新しい上に洗練されてたので少し情報過多かな?というきらいはありましたが。。
監督が電通のCMプランナーときき、納得しました(笑)

確かに電通の玄人が作った感はあった(笑)し 映画は二時間あるわけだから もっと緩い映像の場面もあっていいとは思ったけど新しくてワクワクしました。

曲もキャッチーで素敵です!
冷たくなった手を触っても 温かかった頃の手を知らない っていうのが すごくつらかった
月の光届かない 悲しくても辛くない
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