KEIGOKATAOKA

HOMIE KEI チカーノになった日本人のKEIGOKATAOKAのレビュー・感想・評価

3.8
凄まじいドキュメンタリーだった。
終始バイオレント。
ただ画面に映る描写はまったくバイオレンではない。
次から次に登場人物の口から出てくる過去の出来事がとにかくえげつない。
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主人公のKEIさん。
序盤中盤は、母の愛・家族の愛を知らず極道の道に行く。
それ自体はよく聞く話しなんだろうけど、
「仲間」に対する執着は強かった。
そこにバブル景気と極道の隆盛も相まってやることがえげつない。
ただ仲間は守る。裏切りに対しての報復は徹底的。
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後半はなんといってもチカーノになってから。
今度は次から次に出てくるアメリカ刑務所の内情が凄まじい。見た目も強烈。
ラストのアメリカ訪問時のパーティシーンはとにかく見たほうが良いですね。
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犯してきた罪は消えるものでもないし、
本人自身もそれを許されようとしてるわけでもない。
だけど、彼が他人には経験できないとんでもないストーリーの末に今行き着いた生き様。
そして何よりバイオレンス極まりない会話の数々。
ぜひ一度見ておいて損はないと思った。
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