Kano

人間失格 太宰治と3人の女たちのKanoのレビュー・感想・評価

4.2
きっかけがあって文学を生み出すのが、いつの間にか文学を生み出すためにきっかけを作るようになる。それを突き詰めて死に至った。
ピースの又吉が太宰治の死について言ってた事がすごくしっくりきた。

蜷川さん、賛否両論あるようだけど私は好き。音も光も色の鮮やかさも花の持つ意味も全てが完璧だと思った。
私のおばあちゃんが、椿や牡丹は花ごとポトッと落ちて死を連想させるという理由で嫌っていたけど、今作も終わりを迎える時に椿や牡丹が出てきてた。
「色のあるうちに絶つ」まさに椿や牡丹みたい。
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