映画というより舞台を見ているような感覚。蜷川実花さんの作品初めて観たけど、色使いからもう独特の世界観とセンスが広がってて最高。鮮やかで艶やかで綺麗って言葉がぴったり！他の作品も観てみようかな。
太宰治に会ったことないけど小栗旬が完全に太宰治やった！！！すごい！！！
演じてるって感じがなくてすごく自然に太宰治やった！！
こんなに尊いクズもなかなか珍しい。こんな自信に満ちた既婚者プレイボーイカッコ良すぎる、そりゃ堕ちるわ。
最後の雪のシーンはめちゃくちゃ痩せてて役者魂感じた。
宮沢りえ演じる美知子さん。強いな〜、かっこいいな〜。「本当の傑作を書きなさい」という厳しさ、太宰治が生まれ持った才能への信頼。全ての芯が強くて逞しくかっこいい女性やっ。マスコミのあしらい方もすごい。
そして「愛されない妻より、ずっと恋される愛人でいたい」と言い切った沢尻エリカ演じる静子。これまた強烈。1番美味しい思いしたのは彼女では？という感じ。好きなだけ恋愛楽しんで、斜陽のモデルにもなって、子供認知してもらって…。みんな強くて逞しいなぁ笑
二階堂ふみが個人的MVP！最初は地味で大人しそうやのに、なんせこの人が1番強か。女って怖い。メンヘラ怖い。
太宰治の死については自殺説、心中説とあるようで🤔彼は安易に死ぬという言葉を使ってたけど、いざ"死にましょう？"と言われると冷静になって生きたいという欲が自分にあることに気付いたのかなぁという印象、もう逃げられないタイミングになって生きたくなるなんて皮肉やなぁ。1番生きることへ執着してる時に死んでしまったように感じた。
何年後かにまた観たくなる気がする。とにかく世界観がどタイプ。この色彩、コントラストが強烈で最高。
