原作の人間失格を映画化してるわけではなく、とりまく女達や太宰の才能に群がる人間たちをより描いていた作品?(それも描けてもいない気が)
あまり好きになれなかったです。
中途半端に原作拝借してる感が嫌でした。
この国でタイトルに太宰治や人間失格が付くということは大きなハードルになるかと思いますが、この監督はそういうの気にしてなさそう。
二階堂ふみのキャラクターは印象的ですが、そのせいで、この映画内では太宰治が霞んでしまった気がする。
３人の女達ってタイトルだから太宰だけが主役ではないのですが、太宰治のファンとしては、この太宰治には心惹かれませんでした。
もっと彼の死にたくなるような孤独だったり優しい一面も強く出ていれば違ったかもしれません。
小栗旬ならもっと出来たのに、勿体ない気がしました。
